ロジスティック領域の転職支援

過去に採用業務に携わっていたこともあり、身近な方々の就職支援をするケースがあります。
今日久しぶりに支援した方と電話で話すことができ、転職後3ヶ月の感想を聞いてみました。
その方は、上場子会社の、兼務で貿易担当をしていた方です。貿易に興味が湧き、社内ではその希望は叶えられないとのことで、その専任ポジションに就きたいとの希望を叶えるべく、転職支援させてもらいました。
まともな転職は、初めてだったようで、経歴の整理から始まり、経歴書の書きや模擬面接など、ひいては退職交渉の仕方や退職までの振る舞いなどなど時間が許す限り支援しました。
とまあ、ボランティアっぽく書いてますが、案外勉強になることも多く、備忘録的にまとめてみます。
・日系企業と外資系企業の差
外資あるあるですが、色々な中途採用者が集まっているので、その人々のバックグランドから生まれる仕事の進め方に差があるようです。
重厚長大超大手日本企業からの出身者が身近にいるようですが、契約より顧客関係を重視したり、案外実務を知らなかったりするのでPJが炎上しがちとのこと。
外資系(でなくても)は”契約命”なはずなので、ここはフィットしないと大変なんだろうなと。また、超大手の正社員さんは、平社員でもアシスタント的に動いてくれる人がいるようなので、実務を知らないは、なんとなく理解できました。
顧客関係とか多重構造とかコストがかかりそうな話なので、日系企業の非効率さはこんな話を聞いていても垣間見えるものがあるなと。
また、よく語られていると思いますが、日本企業では、責任範囲が不明瞭だったとか、辞める時の風当たりの強さなどの話を聞くと、日系企業はメンバーシップ型雇用が色濃いのだなと感じました。同じ窯の飯を食った仲間と言うヤツですか。
・転職してみての感想
貿易業務は一通り経験を積んでいたようでしたが、その企業規模感、取引金額感での話だったらしく、採用面接の際には全部わかっている前提で話していたそうですが、量だけでなく精緻さの意味合いで、実際は分かっていなかったことも少なくないとのこと。「見てないものは、わからないよね」と言う言葉が印象的でした。
また、これまでも、自分なりにパフォーマンスを出していたつもりだったが、PJ規模に比例して責任感もかなり違うらしく、今までやってきたことが小さく見えると言ってました。
そう言った背景もあり、以前は働いた時間の賃金をきちんと貰うことに拘りがちだったようですが、今は、自分のパフォーマンスに集中できているようで、もっと長期目線でのキャリアと報酬にフォーカスできているようです。
(いいか悪いかは価値観によりますが)
という雑感メモでした。